私とバレンタインデー
今週のお題「わたしとバレンタインデー」
奥さんにはここ何年か、バレンタインに決まって作ってもらっているものがあります。
毎回、買うのがいいか作るのがいいか奥さんは聞いてくれるのですが、必ず、例のやつを作ってくれ、とリクエストをする。
チョコレートケーキです。
市販のスポンジに、生クリームはさんで、溶かした板チョコでコーティングした、いたってシンプルなチョコレートケーキ。
何がそんなにいいか。
それはコーティングされたチョコのとこなんです。
普通は溶かした板チョコをスポンジに薄く塗るんですが、奥さん不器用なもんで、めちゃ分厚くチョコを塗りたくってしまうのです。その結果、一度溶かされて死んだはずの板チョコがスポンジの上で蘇り、板チョコがそのままスポンジケーキに貼り付いてるような、ガッチガチのチョコレートケーキが出来上がります。要塞のごとし。板チョコを一度溶かす作業は一体なんだったのか。もう溶かさずにそのままのせりゃいいんじゃねーか?
そんなことを言いながら、奥さんと一緒にそれを食べるのです。
分厚いチョコの食感がくせになる、なんともかわいいチョコレートケーキ。好きです。
ちなみに奥さんは、ホワイトデーには必ず、百貨店のケーキをご所望されます。おいしいやつがええ、とのことです。